春期展

 日本は一年の中に4つの季節が移り変わり、「四季折々」という言葉で表わされているように季節によって景色は一変します。古くから日本人はそのことを肌で感じ、着るものや食べるもの、飾りなどで繊細に四季の移り変わりを自身で表現してきました。
 本美術館の常設展は、そういった日本人の感覚に一番身近な四季に加え、日本独特ともいえる雨季(梅雨)を含む5つの季節をテーマに展示を行っていきます。
 本館常設展を通して、古美術をより身近に感じて頂くことを目的とします。

◎会期 2012年2月〜2013年2月までの予定
 春季展2012年2月8日(水)〜4月24日(月)
 雨季展   4月26日(水)〜7月3日(月)
 夏季展   7月5日(水)〜9月17日(月)
 秋季展   9月19日(水)〜11月26日(月)
 冬季展   11月28日(水)〜2013年2月4日(月)




春季展では主に桜や梅・若葉、または桃色・若草色・黄色などといった春を想起させるモチーフ・色を取り入れている作品をメインに展示を行います。




内裏雛図 狩野章信 1809




雛祭図 池田孤村 江戸時代



薩摩色絵花蝶図花瓶 江戸時代後期 h.31.6cm




赤紫色油彩桜花文猪口 江戸時代




黄瀬戸茶碗 銘 春霞 室町時代桃山時代



吉田屋色絵菊文鉢 江戸時代後期